この実,何の実,気になる実
12月2日,植物画の主催者であるフクワウチさんが,そのモデルとすべく,いろいろな植物を途中で採集して持ってきたのでした.その中に私にはなつかしいものが入っていました.
まじめに切ってみたのは大学以来です.
アオキの実・・でもちょっとまてよ・・とフクワウチさん・・これはどうも実の形がおかしい.きれいな形をしていない.きっと新種にちがいない・・と、いつものように妄想族の代表格のおっちゃんはウハウハと喜びながら持ってきたのでした.
確かにこの季節なのに緑色であり,オマケに形が整っていない・・そうなのです.これはアオキミタマバエという小さなハエの作った虫こぶなのです.
中を切ってみると,いくつかの小さな塊があり,それぞれの真ん中に黄色い幼虫が・・ちょっと小さいけど矢印の所に幼虫がいるのです.一つの実に数個の幼虫がいて,実の組織を少しずつ食べながら育っていきます.
親になって出てくるのは,来年のアオキの花が咲く頃になります.
まだまだ小さい幼虫ですが,一冬かけて育って行きます.
いいブログネタになりました.