木彫りの”いきもの”たち 3月26日

 驚いた、驚かされた。雨戸を開けた今朝のこと。

 「昨日までとは全く違う!」

 木彫りの生きもの達の様子のことだ。

 「しっくりと、展示室にとけこんでいるような・・・。」

 「まるでずっとここの住人だったかのような・・・。」

 「なになんだろう・・・この自然さ・・・心地よさ・・・。」

  DSC_0930

 174体の木彫りの野鳥と小動物たちがされたのは21日。

「(家に残ったのが)連れて行って欲しいとせり出してくるんですよ。」 

 3月25日、前田さん夫妻が、木彫りたちを並べ変えられた。

 名札を置きながら、二人で黙々と長い時間作業されていた。

「・・・すこし連れて帰ります。」

 そんなふうに言って帰って行かれた。(150体になっていた)

  

 3月26日、今朝の驚きをどう伝えたらよいのか。

 表現がすごく難しい。

     DSC_0932       

「おそらくこの木彫りたちは前田さんのファミリー。」

「この木彫り達は、前田さんたちと、 家族という縁の糸で結ばれている。」

「その糸は前田さん夫妻にしか見えない糸。」

「その糸を手繰りながら前田さんは家族のドラマを描いた。」

 

 

「(昨日の作業は)配置作業などとは言えないような・・・そんな何かだった・・・ 。」

   3月29日(日)~ 公開開始!