冬の花・・冬でも花?

ネタが少ない時期になって,次々に出すのはなかなか難しいですね.

この前,ちょっと沖洲海岸にいってきました.人工海浜のなかで,ナルトサワギクの黄色い花を見つけて,こいつはどこでもしぶといなーと撮影してきました.ここには写真はありませんが,遠くから見ても分かるほど黄色い部分が広がっていたのは河口の中洲・・ここは相変わらずどんどん広がっているように思えます.
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「ナルトサワギク」というと,なにやらいいもののような名前を付けられてしまったのですが,べつに鳴門の貴重な植物でもなんでもありません.原産地はマダガスカルあたりとされていますが,いまでは世界中あちこちに広がってしまっている植物です.日本では1976年に鳴門市で発見されたのが最初ですが,その場所は,徳島県が埋め立てた土地で,そこが乾燥して土ボコリが飛んで苦情が出たために,吹きつけ種子で植物を植えて押さえようとした.するとこの花で全面黄色になった・・ということです.

その植物を見たK下先生がこれは何だろうかというので,京都大学に送ったところ,M田先生が,「サワギクのなかまだけど,なにかなー」と,すぐには分からず,「まあ鳴門で見つかったのだから,ナルトサワギクとして,ゆっくり調べてみよう・・」というので,仮に・・つけた和名がそのまま通用しているのですが,特定外来生物に指定されるようなこんなにワルだとは思わんかった・・・ということです.
K下先生は,あんな名前をつけてくれたおかげで・・と悔やんでおられます.