チンチロリン

9月中旬ともなると,さすがにセミの鳴き声よりも,暗くなってからの虫の声が大きく聞こえるようになりました。
まだ家の周りにはチンチロリンがたくさん鳴いていて,関東から来た先輩などは,向こうじゃこんな虫は鳴いていないよーと感激してくれます。まあ大都会では無理でしょうが,こんな田舎ですからねー・・という事にはなります。
昔,文化の森総合公園の駐車場から文書館の上あたりまで,この時期に鳴く虫の観察会をやっていた事があります。講師は元気だったW田さんにお願いして,その鳴き声がどんな虫なのかを探してその虫を観察し,その虫たちの素晴らしい絵もたくさん描いてもらいました。
その中に,アオマツムシというのがありました。
写真の虫ですが,こいつが泣くと,そこら中にリーリーリーとまるで抑揚のない,チンチロリンなどと表現できない,ただのリーが鳴きわめいていました。この虫がどんどん広がっていき,今ではどこでもいる虫になってしまいましたが,これも明治時代に中国から来た虫とされています。
アオマツムシ1♂
これはオスで,メスには背中の褐色部がなく,緑一色です。
この虫はそこら中で鳴いていますが,野外ではなかなか見つけられません・・・
これを見たければ,コンビニの窓で探すのが一番はやいかもしれません!?
夜、光によく寄ってきます。