冬越し

何を思ったか、1月に冬越しの行事を組んでいた.どうも時期を勘違いしたか,あるいはまったく違うことをやろうと思って入れたかもしれないけど,結果的には午前中雨になって,中止にしてしまった.
昆虫の冬越しにはいろいろなものがあるけど,やはりチョウの蛹などが見つかると参加者の方は喜ばれる.
下見に行って,佐那河内の役場周辺をウロウロと怪しい格好で歩いてみたら,珍しくアゲハチョウの蛹も見つかった.これまでは探してもほとんど見つからなかったが,今回は3つもあった.
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ただ,よく見ると一つは病死.二つはどうも寄生蜂が出たようだ.いかに敵が多いかと実感する.
モンシロチョウの蛹もあった.でもこれも死んでいる.コバチの出た穴がみえる.
おまけはコガタスズメバチの初期巣.つまり女王蜂が一人で作っているときのもの.さかさとっくり型になる.この形で残っているというのは、この時期に女王蜂が何らかの事故で死んだという事で,この巣は失敗したという事である.
虫の世界でも,生きていくのは大変であると実感させられる.